北米における白身魚事業の再編による追加投資について

2008年5月21日

日本水産株式会社(代表取締役社長 垣添 直也)は、NIPPON SUISAN USA社(当社100%所有)を通して株式25%を保有する持分法適用の漁業会社Alaska Ocean Seafood(以下、AOS社)が、同業の漁業会社Glacier Fish Company(以下、GFC社)と合併することに伴い、AOS社株式のGFC社株式への交換ならびに追加投資によりGFC社株式25%を取得することを決定し、5月20日(現地時間)契約に調印いたしましたのでお知らせいたします。株式取得に伴う追加投資額は約26.3百万USドル(約27億円)となります。今回の投資は、AOS社への投資同様、NIPPON SUISAN USA社よりの投資となり、GFC社は当社グループの持分法適用会社となります。

GFC社への投資は、新TGL計画(中期経営計画:2006年度~2011年度)の主要施策である資源アクセス強化に沿って実施するもので、資源と市場とを一貫して結びグループ全体の競争力をさらに高めることを目的としています。特に今回の投資によってスケソウダラ等の洋上加工による高品質な製品の供給力が増加し、グループの持つグローバルな生産・販売ネットワークとの間でシナジー効果が発揮されることになります。

GFC社の概要

会社名
Glacier Fish Company, LLC
所在地
ワシントン州シアトル市
代表者
CEO: Erik Breivik 社長: John Bundy
合併日
2008年6月上旬予定
株主構成
Norton Sound Economic Development Corp、Atlantic USA社他 75%
NIPPON SUISAN USA 25%
事業内容
トロール工船、延縄工船を所有し、スケソウダラ、マダラ、パシフィックホワイティング等の白身魚事業
主要商品
フィレ、すり身、魚卵の生産・販売
従業員
400名
業績
売上高89百万USドル(約93億円)(07年実績)
112百万USドル(約117億円)(08年計画)
設備
トロール工船3隻、延縄工船2隻

参考

AOS社と当社との関係

2002年に当社がAOS社の持分25%を取得し、その後NIPPON SUISAN USA社が継承。

AOS社の事業と07年の業績

トロール工船1隻を所有し、スケソウダラ、パシフィックホワイティング等の白身魚事業。ニッスイが同社のすり身、助子、フィッシュミール(魚粉)等の製品を、ニッスイグループ会社のGorton's社(北米)、J.P.Klausen社(デンマーク)他がフィレ、すり身等の製品を取り扱う。 売上高41百万USドル(約43億円)(07年実績)

25%の株式取得について

アメリカ合衆国においては、アメリカ漁業法に依って、外国資本が漁業会社の25%以上の株式を所有することを禁じている。従って、日本企業にとって25%は取得できる上限である。

以上