弓ヶ浜水産、人工種苗による養殖マサバ「境(さかえ)さば」出荷開始

2016年2月5日

日本水産株式会社(代表取締役 社長執行役員 細見典男、所在地:東京都港区)の連結子会社である弓ヶ浜水産株式会社(代表取締役社長 鶴岡比呂志、所在地:鳥取県境港市)は、かねてより人工種苗によるマサバの養殖に取り組んできましたが、一昨日2月3日より「境(さかえ)さば」として出荷を開始しました。本年度の出荷量は約12トン(3万尾)を計画しています。
その一部は活魚で出荷され、株式会社あきんどスシローが運営する関西地区(兵庫県・大阪府・奈良県・京都府・滋賀県)の99店舗限定で、2月5日から2月末(予定)まで提供されます。

弓ヶ浜水産では、2013年の設立以来、海面養殖によるギンザケ「境港サーモン」や淡水養殖によるギンザケ「大山湧水サーモン」を手がけてきました。これらの養殖魚は、2015年に新設した自社工場で水揚げ後短時間のうちに加工・出荷し、高付加価値商品として評価を得ています。

同社は養殖魚種を拡大するため、2014年6月に鳥取県栽培漁業センターが試験的に生産したマサバ人工種苗を海面漁場に搬入、このたびの水揚げに至りました。
また同センターからの人工種苗に加え、2015年5月には、日本水産大分海洋研究センターによる採卵時期を早めた人工種苗も導入し、採卵時期の早期化等の研究を行っています。

天然魚のマサバは、寄生虫(アニサキス)のリスクがあるため生食用として提供されることは稀ですが、人工種苗による養殖魚に配合飼料を給餌することでそのリスクの大幅な低減が可能となり、より多様なメニューへの展開が期待できます。

今後も、天然資源に依存しない安全・安心な養殖マサバの安定供給をめざして、鳥取県と連携して技術開発を進めていきます。

以上