完全養殖本マグロ「喜鮪®(きつな) 金ラベル」の出荷開始

2016年8月16日

日本水産株式会社(代表取締役 社長執行役員 細見典男、東京都港区、以下ニッスイ)は、中央研究所大分海洋研究センターや本マグロ養殖事業を営むグループ企業を中心に、これまで完全養殖本マグロの研究開発や事業化に取り組んできましたが、2017年冬より完全養殖本マグロ「喜鮪®(きつな) 金ラベル」を出荷する見込みとなりました。2018年度には1万尾500トン、2019年度は2万尾1,000トンの出荷を予定しています。

ニッスイはおいしい養殖本マグロをお届けするため、選抜した親魚を完全養殖のサイクルに乗せ、配合飼料「T~セージ®(ティーセージ)」の使用など、育成や水揚げの革新に今後とも取り組んでまいります。
また、水産資源の持続的な利用を念頭に、完全養殖サイクルを本マグロ養殖事業の柱と位置付け、その拡大に努めてまいります。

【ロゴ】喜鮪(きつな)

ニッスイ完全養殖本マグロのブランド
「喜鮪®(きつな) 金ラベル」

取り組みの経緯

2014年7月

ニッスイは2007年より本マグロの種苗生産の研究に着手、2011年から人工種苗由来の本マグロを親魚として育成し、2014年7月に受精卵を得ることができ、完全養殖を実現しました。
一方、孵化した仔魚に与える飼料系列の開発に成功し、この段階の仔魚にイシダイ・キスなど他魚種の孵化仔魚を餌として与えるという一般的な方法に比べ、効率化が可能となりました。

2015年8月

本マグロ養殖の際、餌には一般的に「生餌」(冷凍した丸のままの魚)を使用しますが、当社は独自に配合飼料「T~セージ®(ティーセージ)」を開発し、これで育成した養殖本マグロを出荷しました。
この配合飼料は常温で流通できるため、遠隔地にある養殖場への輸送が生餌に比べ容易となります。またその原料構成やサイズを、飼育環境や成長段階に合わせて適切に調整することができます。

2016年7月

ニッスイグループ企業のひとつである、本マグロ養殖事業を営む金子産業は、同社の黒島漁場において人工種苗の本マグロ親魚より採卵、完全養殖を実現しました。この受精卵を現在同社の鷹島栽培センターで孵化、育成しています。
ニッスイグループでは、これまで西南水産の奄美漁場の親魚より受精卵を得て来ましたが、金子産業の黒島漁場の親魚が加わり、完全養殖サイクルの信頼性が高まりました。

2016年8月

ニッスイ中央研究所大分海洋研究センターにて、前年に引き続き種苗の大量生産に成功し、完全養殖本マグロの量産化が軌道に乗りました。

金子産業株式会社 会社概要

所在地:
(事業本部)佐賀県唐津市
代表者:
代表取締役社長 金田 進
事業内容:
魚類養殖、水産物加工販売、飼料生産販売、冷蔵倉庫業など
設立:
1987年4月(2012年4月よりニッスイグループ企業)
資本金:
9,000万円
株主:
日本水産株式会社100%
事業所:
事業本部、黒島など養殖拠点6か所、鷹島栽培センター

西南水産株式会社 会社概要

所在地:
鹿児島県大島郡瀬戸内町
代表者:
代表取締役社長 泉田 昌広
事業内容:
魚類養殖、水産物販売
設立:
1991年10月(2006年5月よりニッスイグループ企業)
資本金:
15,000万円
株主:
日本水産株式会社100%
事業所:
上浦・奄美・甑島など養殖拠点7か所

以上