弊社特許による「連続的加熱成形による水産練り製品の製造」が、
「民間部門農林水産研究開発功績者表彰」農林水産大臣賞を受賞

2016年11月1日

日本水産株式会社(代表取締役 社長執行役員 細見典男、東京都港区、以下ニッスイ)の特許3件(注)に基づく「連続的加熱成形による水産練り製品の製造」を開発した以下のニッスイ社員3名が、農林水産省および公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会が運営する「平成28年度(第17回)民間部門農林水産研究開発功績者表彰」の農林水産大臣賞を受賞したことが、10月31日発表されました。

吉富 文司(商品開発センター加工食品開発課)
水城 健 (八王子総合工場調味料工場<現在>)
橋立 知典(技術開発センター技術開発課)

評価のポイントは以下のとおりです。
「水産練り製品の製造において、原料をチューブ内で垂直吐出しながらマイクロ波により内部から加熱することで、連続的な加熱成形を可能にし、ケーシング包装を必要としない画期的な製造技術を確立した。本技術によって製品の高付加価値化と原価低減に貢献したことを高く評価した。」
表彰式は、12月14日(水)、「アグリビジネス創出フェア2016」(農林水産省主催、12月14~16日、東京ビッグサイト)の会場内にて執り行われます。

(注)

  • ・「内部加熱による連続加熱方法を用いるタンパク質含有食品の製造方法」(特許第5113934号、登録日2012年10月)
  • ・「内部加熱による連続加熱成形方法を用いるタンパク質含有食品の製造方法」(特許第5727412号、登録日2015年4月)
  • ・「内部加熱によるタンパク質含有食品を連続的に製造する方法及び潤滑成分供給装置」(特許第5921069号、登録日2016年4月)

民間部門農林水産研究開発功績者表彰とは、農林水産省と公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会が共同で、農林水産業その他関連産業に関する研究開発のうち、民間が主体となって行っているものについて、その一層の発展およびそれに従事する者の一層の意欲向上に資するため、優れた功績をあげた者に対して行う表彰です。平成12年度より実施されています。

本発明の内容

水産練製品の製造では、すり身などの原料に含まれるタンパク質の加熱によるゲル形成性を利用して成形が行われます。
通常は、原料を内装フィルムに充填または望む形状に成型した後、ボイルするなどの外部加熱方式で製造します。本技術では、垂直に立てたチューブの中を原料が上方に送られる過程でマイクロ波により内部加熱することで、連続的な加熱成形が可能となります。
これによって、工程の簡略化や工数の削減、内装フィルムの排除、製造原価の削減、品質の均一化、多品種少量生産への適応性拡大など、さまざまなメリットを得ることができます。

マイクロ波加熱装置の模式図

利用商品

この技術は、当社品「おさかなソー」(業務用冷凍食品、2012年3月発売)、「ほしいぶんだけアメリカンドッグ」(家庭用冷凍食品、2012年9月発売)に利用されています。

「おさかなソー」「ほしいぶんだけアメリカンドッグ」

以上