国際コンペティション“Shell Ocean Discovery XPRIZE”に挑戦する
「Team KUROSHIO」を支援

2017年7月14日

日本水産株式会社(代表取締役 社長執行役員 大木 伸介、東京都港区、以下「ニッスイ」)は、国際コンペティション“Shell Ocean Discovery XPRIZE”に挑戦する”Team KUROSHIO”の活動資金として1,000万円を寄付して支援することになりましたので、お知らせします

本コンペは、海底資源の無人探査技術の革新を狙いとして、米国のNPO法人「XPRIZE財団」が主催し、石油業界大手のRoyal Dutch Shell社がスポンサーとなって、AUV(Autonomous Underwater Vehicle、自律型無人探査機)による超広域高速海底マッピングの技術を競うものです。
東京ドーム1万個分の広域にわたる海底を調査し、高速(48時間以内)、高精度(水平5m、垂直50cm以内)といった、既存技術をはるかに超えた水準での深海調査と海底地形図の作成を行います。 コンペは2017から18年にかけて開催され、世界の21チームが、賞金総額700万USドル、優勝賞金400万USドルを目指して競います。

ニッスイグループ企業の日本海洋事業株式会社は、JAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)が所有する研究船の運航や「しんかい6500」などの深海調査システムの運用を受託しています。 日本チームとして本コンペに挑戦する”Team KUROSHIO”は、JAMSTECを中心に、日本海洋事業株式会社を含む8つの団体・企業(※)の若手研究者・技術者からなる共同研究チームです。日本海洋事業は「Team KUROSHIO」に社員を参画させており、AUVの運用技術を提供するとともにAUVで取得した海底地形データを解析処理する役割も担当します。

  • (※) 国立大学法人東京大学生産技術研究所、国立大学法人九州工業大学、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所海上技術安全研究所、三井造船株式会社、株式会社KDDI総合研究所、ヤマハ発動機株式会社、日本海洋事業株式会社

“Team KUROSHIO”は、2016年12月、全世界22か国・32チームを対象とする技術提案書審査に日本のチームとして唯一通過しました。いよいよ2017年10~11月、世界21チームが競うROUND1に挑戦します。これを通過した上位10チームが2018年9月のROUND2に挑み、12月にその結果が発表されます。

近年の深海探査技術の発展は目覚ましく、特にAI(人工知能)を搭載した海中ロボットを活用したAUVによる深海探査技術は、学術調査や海底資源調査などの分野での活用が期待されています。 本コンペを通じて、既存技術の革新により海洋調査が次世代へ進化することが期待されます。

以上