弓ヶ浜水産(株)「船上山採卵センター」竣工

2018年11月14日

日本水産株式会社(代表取締役 社長執行役員 的埜 明世、東京都港区、以下「ニッスイ」)の連結子会社である弓ヶ浜水産株式会社(代表取締役社長 竹下 朗、鳥取県境港市)は、鳥取県東伯郡琴浦町にて「船上山(せんじょうざん)採卵センター」の建設に2018年7月より着工していましたが、11月24日に竣工式を執り行う運びとなりましたので、お知らせします。

今後は、同センターで選抜育種や家系管理を踏まえた親魚の育成と発眼卵の自社生産を行い、生産基盤の安定化や同社独自の成熟制御や育種技術を開発して、品質の差別化を狙います。

同センターは、採卵・孵化施設のほか、100トン水槽4基、20トン水槽4基を擁しており、親魚4,000尾の飼育が可能です。
成熟した親魚から得られた卵は、紫外線殺菌装置を通した地下水により発眼卵まで飼育します。同センター内で使用する地下水の水温は、発眼卵の育成に適した水温で周年安定しています。
発眼卵は同社の淡水養殖場に移送して孵化・育成しますが、一部は次世代の親魚を作るため、同センターで継続して育成します。

初年度の2018年度は11月~12月に採卵を計画しており、2020年度には220万粒の採卵を予定しています。

同センターは船上山ダムの下流に立地していますが、船上山ダムの上流では、鳥取県および同県琴浦町と締結した森林保全・管理協定に基づいて、ニッスイとニッスイグループの社員やその家族による「おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森」での森林保全活動も開始されました。

弓ヶ浜水産は、2013年12月の会社設立以来、鳥取県・新潟県を拠点にギンザケなどの養殖と加工を行っています。鳥取県では、県内の複数の淡水養殖場で孵化と稚魚の育成を行い、一定の大きさに成長させたのちに美保湾の海面生け簀に移して出荷サイズとなるまで育成しています。水揚げ後は本社工場にて短時間で加工して、高鮮度で味と食感に優れた生食可能なギンザケを提供しています。
2020年度には3,000トンの水揚げをめざしています。

「船上山採卵センター」外観

「船上山採卵センター」親魚槽のギンザケの親魚

設備概要

名称弓ヶ浜水産株式会社 船上山採卵センター
所在地鳥取県東伯郡琴浦町大字山川810-1
敷地面積約2701.82m²
延床面積約252.6m²
主な施設100トン水槽4基、20トン水槽4基、採卵・孵化施設、管理棟
用水量1分間4トン

弓ヶ浜水産株式会社 会社概要

本社所在地鳥取県境港市竹内団地205
代表者代表取締役社長 竹下 朗
設立2013年12月16日
資本金1億2,500万円
事業内容ギンザケその他魚類の養殖、水産物加工および販売
施設本社工場・本宮養魚場・福原川養魚場(いずれも鳥取県)
佐渡事業所・同胎内養魚場・同佐渡工場(いずれも新潟県)

以上