海洋調査船CONCEPTが日本初のISSからのカプセルの回収に成功

2018年11月20日

日本水産株式会社(代表取締役 社長執行役員 的埜明世、東京都港区)の連結子会社であるニッスイマリン工業株式会社(代表取締役社長 原田厚、福岡県北九州市)所属の海洋調査船CONCEPT(コンセプト)は、国際宇宙ステーション(ISS)から地球に帰還した宇宙航空研究開発機構(JAXA)のカプセルを南鳥島沖で回収することに成功しました。
ISSで行われた宇宙実験サンプルを収納したカプセルは11月11日(日)午前7時6分に南鳥島沖に着水、同日午前10時25分にCONCEPTが回収して13日(火) 4時50分に小笠原諸島の南鳥島に接岸・陸揚げしました。カプセル内の宇宙実験サンプルは、同日中に航空機等で筑波宇宙開発センターに届けられ、また回収されたカプセル本体は、17日(土)に本船が鹿島港に陸揚げしました。こうして本船はわが国初のISSからのカプセル回収事業に貢献することができました。
詳細は右をご覧ください。 http://iss.jaxa.jp/htv/mission/htv-7/新しいウィンドウで開きます。

ニッスイマリン工業は、日本水産の海洋と船舶に関わる技術や人材を受け継いで1996年に設立されました。船員に特化した人材派遣事業・船舶運航事業、船舶修繕管理事業、三次元物理探査船運航支援事業、サバイバルトレーニング事業などを営んでいます。
2016年4月の海洋調査船CONCEPTの導入を機に、海洋調査・海洋資源探査事業の船舶運航支援事業を強化しています。
CONCEPTの前身は、国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)の所有していた旧「なつしま」で、同社が2016年3月に取得しました。なつしまは、2000年1月にH2ロケットのエンジンおよび部品を北太平洋の水深3,000mで発見し、一部を回収した実績があります。
本船は、同社海洋調査船として運航を開始して以来、海底ケーブル敷設のための海底地形図作成事業や広域海洋調査船の警戒船業務、遠隔無人水中探査ロボットROVの開発支援業務、南鳥島の岸壁建設の支援事業に従事してきました。
今後も地球環境の観測や海洋調査技術の高度化、地球物理探査研究、海洋開発人材の育成に力を入れて取組んでいきます。

CONCEPTの要目

船種海洋調査船
船主ニッスイマリン工業株式会社
竣工年月日1981年10月
主要寸法全長67.3m×幅13.0m×深さ6.3m
国際総トン数1,739トン
航海速力約11ノット
定員55名
特徴的な艤装品大型船尾Aフレームクレーン、大型ROVを搭載可能、音響測位装置、海底地形測量装置(SEABAT、EM302)、計量科学魚探、スキャニングソナー搭載

CONCEPTと母港戸畑、若戸大橋

カプセル回収後、船内の関係者

ニッスイマリン工業株式会社 会社概要

本社所在地福岡県北九州市戸畑区
代表者代表取締役社長 原田 厚
設立1996年1月25日
資本金21,500万円
株主日本水産株式会社100%
事業内容海洋土木事業・船員派遣事業・内航船舶賃渡業・海洋資源開発関連事業・船舶運航管理業・海陸エンジニアリング事業・船舶資機材手配・輸出・石油類販売・船舶コンサルタント・教育訓練事業
従業員数334名(2018年10月現在)

以上