ニッスイグループ企業 サルモネス・アンタルティカ社、
トラウトのASC認証を取得

2019年3月15日

日本水産株式会社(代表取締役 社長執行役員 的埜明世、東京都港区)の連結子会社であるサルモネス・アンタルティカ社(Salmones Antartica S.A.、取締役社長 田中輝、チリ共和国ロス・ラゴス州チロエ島、以下S.A.社)が、2019年3月5日付で、トラウトのASC認証(ASC Standard : ASC Salmon Standard V1.1) (注1)を取得しました。ニッスイグループ企業のASC認証取得は、2017年11月の黒瀬水産㈱に次ぐものです。
対象の養殖場は、バイア・アカンティラーダ第1区域(Bahia Acantilada Sector 1、アイセン州)です。

また、同社では、ASC認証の養殖魚の加工・出荷のため、2019年3月4日付で同社本社敷地内の加工工場についてCoC認証(注2)も取得しました。

S.A.社は、1982年設立以来チリでのサケマス類の養殖に取組み、1988年には加工工場や冷蔵倉庫を、2001年には飼料工場を新設するなど、養殖魚の種苗生産・育成・水揚げ・加工・出荷の一貫した事業を展開してきました。
同社の手掛けるトラウト・銀ザケは、ニッスイグループの販売網により世界中のマーケットで流通しており、”FIVE STAR”ブランドとして親しまれています。

同社では今回のASC認証取得を通過点として、今後とも資源の持続的利用、環境および社会への配慮を徹底し、持続可能な養殖技術開発に取組んでいきます。

またニッスイでは、2016年度よりCSR経営の推進に着手しており、 その重要課題のひとつに「豊かな海を守り、持続可能な水産資源の利用と調達を推進する」を挙げています。ニッスイグループは海の恵みに感謝し、漁業や養殖などにおいて資源を持続的に利用する技術開発に取組み、環境や資源を次の世代に繋ぎます。

サルモネス・アンタルティカ社 会社概要

本社所在地 チリ共和国ロス・ラゴス州チロエ島チョンチ市
代表者 取締役社長 田中 輝
設立 1982年1月29日、1988年12月ニッスイグループ企業となる
資本金 86,071,000US$
株主 ニッポン・スイサン・アメリカ・ラティーナ社(*)100%
*日本水産100%子会社
従業員数 1,402名(2019年2月28日現在)
事業所 本社・加工場(チリ共和国ロス・ラゴス州・チョンチ市)
ロス・アンヘレス事業所(チリ共和国ビオビオ州ロス・アンヘレス市)
アイセン事業所(チリ共和国アイセン州プエルト・アイセン市)
事業内容 トラウトなどサケマス類の完全養殖・加工および販売
  • (注1)ASC認証
    養殖業が持続可能な方法で運営され、周辺の自然環境や地域社会への配慮が行われている「責任ある養殖水産物」であることを証明するもので、WWF (World Wide Fund for Nature、世界自然保護基金)とオランダの持続可能な貿易を推進する団体であるIDH(The Sustainable Trade Initiative)が設立支援した水産養殖管理協議会(Aquaculture Stewardship Council)が運営しています。
    この認証制度は自然資源の持続可能な利用を補いながら、養殖そのものが及ぼす環境への負荷を軽減し、これらに配慮した養殖業に携わる地域の人々の暮らしを支えるための社会的な仕組みの一つです。
    ASC認証の対象魚種は、ブリ、サケ、淡水マス、タイ、ティラピア、パンガシウス、エビ、二枚貝、アワビなど15種があり、全世界で36か国816養殖場が取得しています(2019年2月現在)。
    なお、天然魚に対する認証制度はMSC(海洋管理協議会、Marine Stewardship Council )が運営しています。
  • (注2) CoC認証
    ASCが管理運営する、加工流通過程の管理(Chain of Custody)に対する認証のことで、製品の製造・加工・流通の全ての過程において、認証水産物が適切に管理され、非認証原料の混入やラベルの偽装がないことを認証します。