ニッスイグループ企業・金子産業(株)、 クロマグロ養殖で国内初のMEL認証を取得

2019年07月26日

日本水産株式会社(代表取締役社長執行役員 的埜明世、東京都港区、以下ニッスイ)の連結子会社で、クロマグロなどの養殖と加工・販売を行う金子産業株式会社(代表取締役社長 木村知己、事業本部:佐賀県唐津市)は、長崎県内の養殖場について2019年7月26日付でクロマグロ(人工種苗、4漁場)およびマダイ(3漁場)のマリン・エコラベル・ジャパン(Marine Eco-Label Japan、以下MEL)の養殖認証規格Ver.1.0を取得しました。認証番号は、おのおのJFRCA10A7200011、JFRCA10A7200021です。
国内でのクロマグロ養殖では初の取得、また、ニッスイグループの養殖企業のMEL認証取得として弓ヶ浜水産(株)に続く2番目の取得です。
今後はさらに流通加工段階(CoC)の認証も取得し、加工品の出荷に取り組んでいきます。

マリン・エコラベル・ジャパン

MELは、水産資源の持続的利用や生態系保全に資する活動を積極的に行っている生産者や、そのような生産者からの水産物を積極的に取扱う加工・流通業者の取組みを促進させること、ならびに漁業や養殖、加工・流通段階での水産物の取扱いについての透明性を担保し、関係事業者や消費者の選択や信頼に寄与することを目的とした、認証スキームです。本スキームは、2016年12月に設立された一般社団法人 マリン・エコラベル・ジャパン協議会が運営しています。
MEL認証には、①漁業認証、②養殖認証、③流通加工段階(CoC)認証(CoC;Chain of Custody)の3つがあり、金子産業ではこのたび②の養殖認証を取得しました。引き続き、③CoC認証の取得に向け取り組んでいきます。
持続可能な養殖を目的としたMEL規格を満たす認証取得は、企業イメージの向上や従業員の意識向上につながります。
金子産業のクロマグロ養殖事業では、本年度より完全養殖クロマグロの出荷を開始しています。またニッスイグループ独自の配合飼料「T~セージ®(ティーセージ)」やモイストペレット(配合飼料率1~3割)の使用を増やすなどして、持続可能な養殖事業を目指しています。
今後ともMEL規格対象となる人工種苗・配合飼料の割合を増やし、地球環境に常に配慮する企業を目指し、お客様にいっそう信頼していただける製品作りを行っていきます。

金子産業株式会社 会社概要

所在地(事業本部) 佐賀県唐津市
代表者 代表取締役社長 木村 知己
事業内容 魚類養殖、水産物加工販売、飼料生産販売、冷蔵倉庫業など
設立 1987年4月(2012年4月よりニッスイグループ企業)
資本金 9,000万円
株主 日本水産株式会社100%
事業所 事業本部、黒島など養殖拠点6か所、鷹島栽培センター
その他の取得認証(養殖事業) ISO22000:2005(2017年6月28日)

以上

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