EPA・DHAは健康の維持に大切な必須脂肪酸です。
では、EPA・DHAには具体的にどんな効果があるのでしょうか。
EPAが赤血球の膜をやわらかくすることで、毛細血管のような狭いところへもスムーズに流れるようにします。

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一般的に20歳代を境に血管は老化をはじめます。EPAには血管を柔らかくしなやかにする作用があり、血管年齢を若く保つ効果があることがわかってきました。
富山県氷見市の漁村部と農村部で、血管を脈が伝わる速度を比較したところ、漁村部の方が平均70cm/秒遅いという結果が出ています。
これを血管年齢でみると、魚を多く食べる、つまりEPA摂取量が多い人の方が、平均して7年も血管年齢が若いということになります。

血管の老化が進むと、動脈硬化や血栓形成などを引き起こしやすくなるため、心臓病や脳梗塞などのリスクが高まります。EPAを摂取することによる血液サラサラ効果で、これらの病気のリスクを低減することができると考えられています。

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EPAは、スポーツをする人への効果も期待されています。
順天堂大学駅伝チームとニッスイの研究により、EPAをトレーニング中に摂取することで、赤血球のサラサラ効果によって末梢への酸素供給能力が高められ、持久力の向上につながることがわかりました。

また、運動の際にかかとが地面に接地するときに破壊される赤血球が、EPAのサラサラ効果によってしなやかになることで、破壊が減少すること、すなわちスポーツ貧血の予防効果が期待されています。


EPAは、体内の過剰な免疫反応や炎症を抑制する効果も確認されており、米国やカナダでは、手術後の抗炎症効果を目的としたEPA摂取が医療ガイドラインとして推奨されています。

抗アレルギー効果・精神安定効果・眼精疲労抑制効果・肌の潤い効果などが期待されています。

DHAは脳の神経細胞に特異的に多く分布している成分であることから、記憶・感情・行動といった精神活動に対して、何らかの影響を与えていると考えられています。
例えば、DHAの投与によって、軽度認知症患者の認知機能の低下予防や改善効果がみられたという研究報告があります。
また、うつ病に対する研究も進められています。
脳が急激に発達する胎児期から乳児期にかけての赤ちゃんにとって、DHAは脳の発達のために大切な栄養素です。
DHAを強化した粉ミルクで育った赤ちゃんは、普通の粉ミルクで育った赤ちゃんに比べて、生後4か月時点での発達指数が高かったことが、研究により報告されています。

DHAは、網膜や視神経にもたくさん存在していることから、目の発達にも深く関与していると考えられています。
生後6か月の赤ちゃんにDHAを豊富に含む離乳食を与えたところ、
生後12か月時点での視覚機能が向上したという報告があります。
また、赤ちゃんだけでなく、大人の目の健康に対しても効果が期待されています。
男子大学生スポーツ選手にDHAを摂取させたところ、両眼の動体視力が向上したことが、研究により報告されています。



