創業100周年を迎え研究・開発の拠点を建設

2011年6月発行 第69号収録

【写真】東京イノベーションセンターの1階エントランス

全館で"見える化"を進めている東京イノベーションセンターの1階エントランス。
各階の吹き抜けを通じて4階まで一望できます。

2011年4月、ニッスイは事業展開の礎である研究開発力の強化を目指して、東京・八王子に東京イノベーションセンターを開設し、研究開発・商品開発各部門を集約しました。同年5月に創業100周年を迎えたニッスイにとって、 同センターは次の100年を支える研究開発の拠点となるものです。研究環境の改善により、研究開発・商品開発のスピードと質をより高めることが期待されます。

ニッスイが創業したのは1911(明治44)年。民間企業初の水産関連の研究機関・早鞆水産研究会を創立したのは、その9年後の1920(大正9)年のことでした。その後、日産水産研究所、日本水産研究所、日本水産中央研究所と名称を変更していきましたが、一貫して水産資源や加工法、養殖などの研究に取り組み、革新的な研究成果を世に送 り出し続けてきました。

中央研究所は1967(昭和42)年に八王子総合工場(八王子市北野町)敷地内に移転し、その後、各研究開発機能の重要性が高まり変化する中で、各種機能が中央研究所から分離独立したり、新設・改編等されることとなりました。
その結果、八王子総合工場敷地内には商品開発センター・技術開発センター・食品分析センター、大分県佐伯市には大分海洋研究センター、また本社には生活機能科学研究所・バイオ生産研究所が設置されました。

このような経緯の中、特に八王子総合工場敷地内に居を構えて40年余りとなる中央研究所はじめ各センターは、各施設が手狭になってきたうえ、老朽化が進んできました。しかも、敷地内に研究所、各センターが分散していたため、相互の連携やコミュニケーションが取りにくいという問題がありました。そこで、創業100周年の記念事業の一つとして建設されたのが、八王子総合工場敷地内にあった研究開発部門を集結する、東京イノベーションセンターです。

同センターはJR横浜線八王子みなみ野駅近くの、武蔵野の自然が残る緑豊かな丘の上に建つ4階建ての施設です。
各研究開発部門はここに集い、研究開発力を強化して、事業化への貢献を拡大していきます。さらにお客さま・地域・社会とのコミュニケーションを深め、よき企業市民となることを目指します。東京イノベーションセンターは、ニッスイグループのこれからの100年を支える研究開発拠点です。