「日本水産百年史」および「日本水産魚譜」の刊行について

2011年8月12日

日本水産株式会社(代表取締役 社長執行役員 垣添 直也 以下「ニッスイ」という)は、1911(明治44)年の田村汽船漁業部設立から2011(平成23)年で創業100周年を迎えました。このたび、創業100周年の記念事業として、「日本水産百年史」および「日本水産魚譜」を刊行しましたのでお知らせいたします。

1.「日本水産百年史」について

創業から100年にわたる日本水産の歩みと日本・世界の経済や水産業の推移について、外部専門家の目で史実を掘り下げ、百年史を編纂いたしました。水産業の歴史を史実として検証し、単なる企業の社史としてだけではなく、産業の正史としても堪え得る内容を目指しました。
水産業の産業化や食生活の向上に対する強い思い、鮮度の良い水産物をできるだけ無駄を省いてお届けするという使命感は、時代が変わってもニッスイの遺伝子として引き継がれています。たった一隻の漁船でスタートしたベンチャー企業が如何にして世界に追いつき、追い越すことができたのか、ニッスイの100年の歴史の中にその答えがあります。
「日本水産百年史」は、本編(650ページ)と史料編(256ページ)の2部構成です。

2.「日本水産魚譜」について

日本水産の前身である共同漁業グループの研究機関であり、日本における民間初の水産研究機関である早鞆(はやとも)水産研究会は、海洋生物の生態観察に基づく「魚譜」の制作を大正期より戦後まで続けました。

「魚譜」は、漁獲の現場での様々な魚類の生態観察を基に、日本画の描画法を用いて正確に描かれたもので、その研究成果は「メキシコ太平洋岸の海産魚類」(1937年・昭和12年)、「南洋食用水族図説」(1941年・昭和16年)などとして発表され、日本の魚類研究に大きな足跡を残しました。

その後、1961年(昭和36年)のニッスイ創業50周年に「日本水産魚譜」として刊行され、このたび、ニッスイの創業100周年の節目に魚譜に関する先達の志を引き継ぎ、現代日本を代表する標本画家8人が新たに描画した作品を加えて、全350種を網羅した「日本水産魚譜」として編纂いたしました。

「日本水産百年史」は、主に県立図書館に寄贈されています。また、「日本水産魚譜」は、研究機関などの学術機関に寄贈されています。

以上