2020年3月期第1四半期決算 電話会議Q&A要旨

2019年8月5日開催

Q

国内食品事業について、5億円の減益のうちチルド事業は3億円の減益とのことだが、それ以外の2億円の減益要因について教えて欲しい。

A

ニッスイ個別でマーケティング費用を前倒しで計上していることに加え、3月に実施した商品の値上げの浸透が不十分だったことにより原材料価格の上昇をカバーできなかったことが大きい。

Q

国内食品事業について、第1四半期で発生した5億円の減益を残りの期間でカバーするための打ち手について教えて欲しい。

A

売上は好調であるため、今後は値上げの浸透や販売経費の抑制がポイントである。チルド事業の天候不順による売上の減少分を年間通して完全に取り戻せるかは厳しいかもしれない。

Q

南米鮭鱒養殖事業について、今後の事業利益や連結調整額の推移について、第2四半期以降はどのように考えているか、教えて欲しい。

A

前年第2四半期でほとんど稼働が無かったこともあり、今年は同期間分での稼働がプラスで働く見込み。養殖成績は順調に推移しているため、年間計画に対して大きな乖離は現時点では考えていない。チリ国内でのトラウトや銀鮭は増産が見込まれていることから市況はやや先安感が出ているが、計画にある程度織り込み済み。連結調整については今後も概ね計画通り推移していくと考える。

Q

国内水産事業について、特に漁業と銀鮭養殖事業で減益となっているが、年間計画に対して取り返せる見込みなのか、また取り返すための打ち手を教えて欲しい。

A

漁業は10~12月の漁況次第で大きく変わってくるが、現時点では心配していない。銀鮭養殖事業は稚魚を海水に馴らす馴致工程でトラブルがあり、このビハインドについては年間で取り戻すのは厳しいが、第2四半期以降で大きくマイナスが更に出る、ということは無い。

Q

国内水産事業について、第2四半期で想定されうるリスクなどがあれば教えて欲しい。

A

大きく計画が変わるようなリスクは想定していない。養殖事業でも、ぶりは引き続き順調、まぐろは回復基調、銀鮭は第2四半期で大きくマイナスが出ることは無い。

Q

国内と欧州の食品事業について、商品値上げの進捗状況と想定される値上げ効果の規模について教えて欲しい。

A

3月から実施している家庭用加工品などの値上げによって数量が減った兆候は見られない。国内は自社ブランドであるNB品は予定通り値上げができているが、お客様と取り組んでいるPB品は少し時間がかかっている。家庭用商品は上期中に概ね値上げを実施していくが、業務用商品は下期にズレこむことも考えている。8月から実施する冷凍食品の値上げについては、販売数量に影響が出るかまだ分からないがプロモーション活動などで対応したい。欧州は白身魚の原材料価格が上昇していることで値上げの交渉をしている。値上げの浸透度合いについては計画比で見ると進捗は順調に進んでいる。

Q

北米食品事業について、年間計画の達成に向けた進捗度について教えて欲しい。また計画時からの環境変化があれば、それも教えて欲しい。

A

業務用は昨年業績が悪かったが、今年はえび原料の安値により好転している。家庭用は売上好調だが白身魚の原材料価格上昇分に対して値上げが追い付かず苦戦している。年間計画に対しては、家庭用は値上げをやりきることで前年並みの水準を見込み、業務用は原材料価格の回復や生産性の改善により増益を見込む、という見方に変更はなく、今のところは計画に対して心配していない。

Q

年間計画の中で想定外だった要素について教えて欲しい。

A

マイナス要因は、国内銀鮭養殖事業の馴致工程でのトラブルや、チルド事業の天候不順による売上減、物流事業の退職給付債務の算定方法の変更。プラス要因はニッスイ個別での水産と食品事業などが計画に対して順調に推移した。

Q

物流事業について、退職給付債務の算定方法の変更による影響は今後どのように業績に影響するか教えて欲しい。

A

第1四半期で2億円強計上したが、第2四半期以降は発生しない。