「おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森」(鳥取県・船上山)での 森林保全活動を実施

2020年10月22日

日本水産株式会社(代表取締役 社長執行役員 的埜 明世、東京都港区、以下「ニッスイ」)は、大山隠岐国立公園内の船上山(せんじょうざん)の森林に一昨年に設けた「おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森」での森林保全活動を、10月17日に実施しました。

この活動は、2018年10月30日に鳥取県および同県琴浦町と締結した森林保全・管理協定に基づいて行われ、2019年に引き続き3回目の実施です。
同県境港市は、ニッスイグループ企業の弓ヶ浜水産株式会社がギンザケなどの養殖事業を、共和水産株式会社が漁業を営む拠点となっています。

今年の活動は、鳥取県のマニュアルに基づいた新型コロナウイルス感染防止対策を講じながら実施しました。参加者も、弓ヶ浜水産および共和水産関係者や鳥取県関係者など、同県内に限定しました。

なお、鳥取県緑化推進委員会主催「みどりの少年団交流会」も同日に開催され、昨年に引き続き交流会のプログラム運営に協力しました。2校3名の小学生が参加して、ニッスイ・共和水産・弓ヶ浜水産によるレクチャーを受講、「おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森」での森林保全活動を共に行いました。

ニッスイグループのCSR行動宣言では、「環境負荷の低減および自然環境と生物多様性の保全に努める」ことを示しており、マテリアリティ(重要課題)のひとつに「豊かな海を守り、持続可能な水産資源の利用と調達を推進する」を挙げています。

水源地の涵養保全活動は、海の恵みを享受するニッスイおよびニッスグループにとって意義ある活動であり、「琴浦町環境基本計画」を策定してさまざまな活動を展開する琴浦町や地域の関係各所と連携して、今後もこの活動を継続していきます。

開催概要

・主催
日本水産株式会社
・開催日時
2020年10月17日(土)13時から15時
・会場
「おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森」
・参加者・参加者数
弓ヶ浜水産㈱(境港市)・共和水産㈱(同)の役職員、ニッスイ職員、鳥取県および同県琴浦町などの関係者、「みどりの少年団交流会」参加者・関係者を含め総勢33名(昨年度実績104名)
・実施内容
開会式では、主催のニッスイよりCSR部CSR課長の西昭彦が挨拶、来賓として鳥取県中部森林組合の小川克彦代表理事組合長が挨拶しました。昨年・一昨年に植樹した樹々の下草刈りを行いました。

保全活動の参加者

対象区域概要

・名称
「おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森」
・所在地
鳥取県東伯郡琴浦町大字山川字勝田川頭西平807-4
・面 積
5.85ヘクタール(登記面積5.933ha)
船上山と船上山ダムの間に立地する、東京ドーム約1.2個分の広葉樹林です。一部樹木の枯死もあり、森林整備が必要な状態です。

以上

  • X(twitter)
  • LINE