スケソウダラの「速筋タンパク」に関する筋肉増加効果研究を 第22回国際栄養学会議にて発表

2022年12月20日

株式会社ニッスイ(代表取締役 社長執行役員 浜田 晋吾、東京都港区)の食品機能科学研究所では、白身魚であるスケソウダラのタンパク質(Alaska Pollack Protein :APP)の筋肉増加効果について、2009年より愛媛大学と共同研究を開始、2018年3月にAPP研究会(*1)を設立して愛媛大学・東京大学など18の大学や研究機関と研究体制を整え、共同研究を行っています。
これまで実施してきたAPPの筋肉増加効果の研究のレビューを、12月8日に第22回 国際栄養学会議(22nd IUNS-ICN International Congress of Nutrition in Tokyo、2022年12月6日~11日、於:東京国際フォーラム)のシンポジウムにおいて発表しました。併せて、4件のポスター発表も実施しました。国際学会でのAPPの筋肉増加効果関連の研究発表は今回が初めてとなります。

■シンポジウム
タイトル:Dietary fish protein improves skeletal muscle weight
魚のたんぱく質摂取は骨格筋量を改善する

発表者:岸田太郎(愛媛大学)、内田健志(株式会社ニッスイ)、藤谷美菜(愛媛大学)、水重貴文(宇都宮大学)、川端二功(弘前大学)、速水耕介(横浜薬科大学)、岡田晋治(東京大学)、井上菜穂子(日本大学)、渡邊航平(中京大学)、森博康(徳島大学)

要旨:これまでAPP研究会で検討してきた、スケソウダラの速筋タンパク質の筋肥大効果について、総括を行った。基礎研究では、筋肥大(特に速筋の肥大)を確認するとともに、そのメカニズムとして、運動後の筋肥大イベントに近い現象が起きることや筋分解遺伝子の低下などを示した。また、有効成分についてはペプチドである可能性を示した。ヒト臨床試験においては、栄養介入のみの試験や、運動・栄養の併用介入の試験の結果から、筋肉増加や、筋力の増加効果があることを示した。

■ポスター発表
タイトル:APPの栄養介入による要介護認定者の筋肉量、筋力への有用性検討
発表者:内田健志(株式会社ニッスイ)、他

タイトル:APPの栄養介入による健常高齢者の筋肉量、筋力への有用性検討
発表者:吉田恵里子(株式会社ニッスイ)、他

タイトル:網羅的なプロテオーム解析による骨格筋肥大の伝達シグナルの解明
発表者:森笹瑞季(日本大学)、他

タイトル:スケトウダラの速筋タンパクの摂取は骨格筋分解遺伝子を減少し、骨格筋を増加する
発表者:藤谷美菜(愛媛大学)、他

  1. *1 複数の研究機関で構成され、農林水産省管轄の『「知」の集積プラットフォーム』の「水産物由来成分を活用したロコモーション機能改善素材探索」研究開発プラットフォームに所属している、産学官連携の研究組織です。

以上

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