「陸前高田市企業等による森づくり制度」における活動に関する協定を締結

2025年02月05日

 株式会社ニッスイ(代表取締役 社長執行役員 浜田 晋吾、東京都港区)は、2月4日、岩手県陸前高田市(市長 佐々木 拓)および森林再生事業に取組む公益財団法人Save Earth Foundation(代表理事 渡邉 美樹、東京都大田区、以下SEF)との3者間で、「陸前高田市企業等による森づくり制度」における活動に関する協定を締結し、同日締結式が行われました。

 協定の前提となる同市の本制度は、山・川・里・海のつながりによってもたらされる三陸特有の貴重な自然の恵みを、より良い状態で未来のこどもたちに残すため、多様な主体が連携して森づくりを行い、脱炭素・自然共生社会の実現に向けて取り組むものです。

 ニッスイは2023年11月より陸前高田市の広田湾において、サーモンの試験養殖を開始、また2024年4月には株式会社武蔵野フーズ(同市)を取得して生食用水産加工品の生産を行っています。事業と深いかかわりを持つ同市の本制度の趣旨に賛同し、同市の森・川・海の生態系の保全や地域社会との共生、およびニッスイ従業員の環境意識向上を目的に本協定を締結するに至りました。今後グループ企業を含めたニッスイ従業員およびその家族が、下草刈りや除間伐などの森林保全活動を定期的に行います。

 この度締結した本協定により、参加企業はSEFのコーディネートのもと、2025年度より陸前高田市の森林の1区画に対するネーミングライツを得て森林保全活動を実施し、陸前高田市は、各企業に活動の場を提供し、陸前高田市森林組合とともに現地での森林保全活動を支援します。また、2月4日に開催された協定締結式は、陸前高田市の佐々木市長、協定を締結した企業7社の代表者、SEFの渡邉代表理事などが出席して、陸前高田市役所で執り行われました。

協定締結式の集合写真
陸前高田市の佐々木市長(左から4番目)と
協定締結した各社代表者
ニッスイ社長の浜田(左から3番目)

 ニッスイグループは、「サステナビリティ行動宣言」において「環境負荷の低減および自然環境と生物多様性の保全に努める」ことを掲げており、また、マテリアリティ(重要課題)のひとつに「海洋の生物多様性の主流化」を挙げています。
 海洋の生物多様性は水源である森林の環境と密接に関わっており、その水源涵養機能を守ることは海の恵みを享受して事業を行うニッスイグループにとって重要な課題です。ニッスイグループは森・川・海を一体として捉え、森林の保全が海の健全性につながるとの考え方に基づいて活動していきます。

【協定概要】
・対象期間:2025年2月4日から3年間
・活動内容:陸前高田市高田町の市有林に「ニッスイの森(仮称)」を設置して、下草刈りや除間伐などの森林保全活動を行います。

以上

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