ニッスイグループ企業のゴートンズ社が 米・インディアナ州レバノンに新工場を開設

2025年10月08日

 株式会社ニッスイ(代表取締役 社長執行役員 田中 輝、東京都港区)のグループ企業で北米において水産調理冷凍食品を製造販売するゴートンズ社(米国・マサチューセッツ州グロースター)は、新たにレバノン工場(インディアナ州レバノン)を開設し、9月中旬より稼働を開始しました。
 現地時間9月30日、同工場にて竣工式を執り行いました。

ゴートンズ社レバノン工場外観

竣工式であいさつするニッスイ社長の田中 輝

 ニッスイは2000年代に入り水産物のグローバル・サプライチェーンの構築に着手、その担い手として志を同じくする海外グループ企業やパートナー企業により「グローバルリンクス」を形成してきました。ゴートンズ社は2001年にこれに参画し、北米のスケソウダラなどを使用した白身魚製品を中心に事業を拡張してきました。

 ニッスイグループは、2030年の長期ビジョン「Good Foods 2030」においてグローバル展開の加速を課題とし、海外の食品事業では白身魚やエビを使用した水産フライで圧倒的な世界ナンバーワンとなることを目指しています。

 ゴートンズ社は、米国の家庭用水産調理冷凍食品のカテゴリーにおいてトップのシェアをもち、スケソウダラを使用した白身魚フライ商品を主力とし、エビを使用した商品の拡大にも取り組んでいます。しかしその実現には生産設備能力が不足していたことから新たな工場の設置を決定、2024年2月に着工しました。

 同社の既存の本社工場(マサチューセッツ州グロースター)は引き続き主力工場として生産を継続し、レバノン工場の開設により同社の全体的な生産能力が増加し、ゴートンズ社は拡大を続ける消費者需要に引き続きお応えすることが出来るようになります。

 また、レバノン工場では付加価値商品の生産や生産ラインの最適化を視野に置き、サプライチェーンのフレキシビリティーを高める事により、より良い顧客サービスを実現する事が出来るようになります。建設にあたっては、ゴートンズ社の物流パートナーであるU.S.コールドストレージ社(United States Cold Storage、ニュージャージー州カムデン)と提携、冷蔵倉庫などの設備面やロジスティクス面の協力を得ています。

 ニッスイグループは、このたびの北米での生産能力の増強を通じて海外食品事業をいっそう拡大し、世界の人々に新しい"食"をお届けしていきます。

【ゴートンズ社 Gorton's ,Inc. 概要】
 本社所在地:アメリカ合衆国、マサチューセッツ州グロースター
 代 表 者:カート・ホーガン
 事 業 内 容:食品の製造・販売
 設 立:1849年(2001年にニッスイ関係会社となる)
 株 主:ニッスイUSA社100%

以上

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