NAPA(North Atlantic Pelagic Advocacy Group)への参画について

2026年06月05日

 株式会社ニッスイ(代表取締役 社長執行役員 田中 輝、東京都港区)は、北東大西洋の浮魚資源の持続可能な管理改善を推進する国際的な業界連携組織「NAPA(North Atlantic Pelagic Advocacy Group)」に参画しました。


 NAPAは、小売業、外食業、食品企業、水産加工業、養殖業、飼料業など、水産サプライチェーンに関わる企業・団体で構成される国際的な連携プラットフォームです。北東大西洋の主要な浮魚資源である大西洋サバ、アトラント・スカンディアンニシン(ニシン)、ブルーホワイティングの3魚種について、科学的根拠に基づく資源管理の実現とMSC認証(*1)の回復を目指し、2020年に設立されました。現在、世界の水産サプライチェーンに関わる55の企業・団体が参画しています。

 北東大西洋の浮魚資源をめぐっては、関係沿岸国間で漁獲枠配分に関する合意形成が進まず、科学的助言を上回る漁獲圧力が継続していることから、2019年以降、3魚種のMSC認証が順次停止されています。

 こうした状況を受け、NAPAでは、水産サプライチェーン企業が連携し、関係沿岸国や漁業関係者に対して、科学的根拠に基づく資源管理を求める提言活動を推進しています。また、資源調査や漁業改善プロジェクト(FIP:Fishery Improvement Project)(*2)にも取り組んでいます。

 ニッスイグループは、世界各地で水産物の調達・加工・販売を行うグローバルな企業グループとして、持続可能な水産資源の利用に貢献する責任があると考えています。北東大西洋の浮魚資源は、欧州をはじめ世界の水産サプライチェーンにとって重要な資源であり、その中でも大西洋サバは日本市場においても重要な魚種です。こうした認識のもと、ニッスイはNAPAへの参画を通じて、欧州および日本のグループ会社が一体となり、北東大西洋浮魚資源の持続可能な利用と管理体制の改善に貢献していきます。

 ニッスイグループは、マテリアリティ(重要課題)の一つに「海洋の生物多様性の主流化」を掲げ、資源状態を確認した原料調達や水産エコラベル認証への取り組みを通じて、サステナブルな事業基盤の構築を推進しています。今後も国内外のグループ会社と連携しながら、NAPAへの参画を通じて、持続可能な水産資源利用の推進に取り組みます。NAPAの活動においては、実務面で英国のグループ会社であるフラットフィッシュ社とも連携していきます。

なお、NAPAのWEBページにおいても、ニッスイの参画に関するリリースが掲載されています。
・リリース掲載先
https://napafisheries.org/
・ニッスイのコミットメント掲載先
https://napafisheries.org/about/whos-on-board/

(*1)MSC(Marine Stewardship Council、海洋管理協議会)
 英国に本部を置き、水産エコラベル認証制度を運営する国際的な非営利組織。

(*2)漁業改善プロジェクト(FIP:Fishery Improvement Project)
 持続可能な水産資源利用に向けて、漁業者・企業・流通・NGOなどの関係者が協力し、漁業管理や操業方法の改善を推進する取り組み。

以 上

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