「ネイチャーポジティブ」を目指す国際会議に初参加 小学生が完全養殖を学ぶ体験型ブースも
2026年07月16日
株式会社ニッスイ(代表取締役 社長執行役員 田中 輝、東京都港区)は、7月14日・15日に熊本市内で開催された自然再興を目指す国際会議「GLOBAL NATURE POSITIVE SUMMIT 2026」に参加しました。同時開催された展示イベント「NATURE TECH!」では、完全養殖をテーマとした体験型ブースを出展し、小学生向けワークショップを実施するなど、持続可能な水産資源の利用について発信しました。
展示ブース

ワークショップの様子
「GLOBAL NATURE POSITIVE SUMMIT 2026」は、自然環境の損失を食い止め、回復につなげる「ネイチャーポジティブ」の実現を目指す国際会議です。世界各国の企業・行政・研究機関・NPOなどの関係者が集い、ネイチャーポジティブに役立つ技術や政策、企業の取り組みについて議論します。第1回は2024年にオーストラリア・シドニーで開催され、第2回となる今回は熊本市で開催されました。
ニッスイグループは、海の恵みを受けて事業を行う企業として、海洋環境の保全と持続可能な水産業の実現を目指しています。その取り組みを広く発信するとともに、国内外の関係者との対話を深めるため、本サミットに初めて参加しました。15日に開かれたパネルディスカッションでは、当社サステナビリティ推進部長の西 昭彦がパネリストを務めました。完全養殖などの技術開発を通じた当社の取り組みを紹介し、企業が果たす役割について意見を交わしました。
また、会期中には気候変動や生物多様性といった地球規模の課題に対する取り組みを紹介する展示イベント「NATURE TECH!」が同時開催されました。会場には94の企業・団体がブースを出展し、熊本市内の小中学生や大学生をはじめ、多くの来場者でにぎわいました。
当社は、「未来の海を考える~ニッスイが挑戦する黒瀬ぶりの完全養殖~」をテーマに体験型ブースを出展し、海が抱える課題や水産資源を未来へつなぐ当社の取り組みを紹介しました。また、来場者が魚の成長を実感しながら学べるよう、ブリの稚魚の生体や成魚と同じ重さを再現したぬいぐるみを展示しました。ブースを訪れた熊本市内の小学生からは、「初めてブリの赤ちゃんを見た」「成長したブリは、思っていたよりも重くてびっくりした」などの声が寄せられました。
そのほか、展示ブース内では、「2050年もおいしい魚を食べるために、あなたができること」を魚型の付箋に書き込んでもらう企画も実施しました。参加者からは「環境や地球温暖化のことをよく知る」「暑さに強い魚を育てる」など、未来の海や魚を守るためのアイデアが寄せられました。
さらに「NATURE TECH!」の会場では、熊本市内の小学生を対象としたワークショップが開催されました。当社は、次世代を担う子どもたちに海の未来について考えるきっかけを提供するため、「未来の海を守る!? 黒瀬ぶり養殖のひみつ」をテーマとしたプログラムを実施しました。当社中央研究所 大分海洋研究センター長の森島 輝が講演し、完全養殖を実現する技術や研究開発の取り組みに加え、水産資源を持続可能に利用することの大切さについて伝えました。
ニッスイグループは、マテリアリティの一つに「海洋の生物多様性の主流化」を掲げるとともに、「サステナビリティ行動宣言」において、「環境負荷の低減および自然環境と生物多様性の保全に努める」ことを掲げています。今後も事業活動を通じて、自然環境と生物多様性の保全に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
■「GLOBAL NATURE POSITIVE SUMMIT 2026」について
場所:熊本城ホール(熊本市中央区)
期間:2026年7月14日・7月15日
主催:Nature Positive Initiative(NPI)、国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J)
以 上