企画ステージでの開発

「自然解凍でおいしい!」日本初!「冷凍庫から出すだけ」のエコ調理

「カップ入りのまま、お弁当に入れるだけ」
ニッスイが、自然解凍で安心して食べられる冷凍食品の新ジャンルを確立しました。

1999年に発売した「おべんとうに便利」ブランド。
これが日本初、ニッスイが発売した「お弁当に凍ったまま入れ、"自然解凍"でお昼頃に食べ頃になる」という、当時としては画期的な新ジャンルの商品シリーズです。
2008年には「自然解凍でおいしい!」ブランドとして、紙カップを使った形にリニューアル。さらにメニューを増やして、お弁当派の頼れる味方としてご愛顧いただいています。

ポイント1. 「加熱調理不要の、究極の冷凍食品を!」の声にお応えした商品開発

「自然解凍でおいしい!」ブランドが開発されたのは、「お弁当を作る際に、もっと便利なものが欲しい」というお客様の声にお応えしたもの。
1990年代の調理済み冷凍食品は、それまでの「油で揚げる(=油ちょう)」から「オーブントースターで加熱」、そして「電子レンジで加熱」と、より簡単で安全に食べられる調理方法の開発が進んでいる時期でした。

さらに、「あわただしい朝に作るお弁当のおかずに、もっと手間のかからない冷凍食品が欲しい」というお客様の声が多く寄せられていました。
そこでニッスイが考え出したアイデアが、「商品を冷凍庫から出すだけ」という究極の方法。
1回分ごとに小分けされたお惣菜がカップに入っているので、カップごとお弁当箱にセットすれば準備完了です。

ポイント2. お客様に安心してお召し上がりいただくために

「自然解凍」はとても便利ですが、一方で、加熱調理をしない冷凍食品は、お客様が衛生面などで不安感や抵抗感を持たれる心配がありました。
そこで、安全な原料を使い、製造基準と品質管理を徹底させています。

例えば、原料は指定農場で作られたものを使用、さらに生産している現地に出向き、直接指導をしています。また、野菜洗浄に適した洗浄機を導入し、厳しい検査基準に合格したラインで製造しています。
製造工程においては、小さいトレーに複数の種類の惣菜をきれいにバランスよく詰める工程を設計・開発しました。

ポイント3. 紙カップの導入で、エコ調理を実現

1999年に「おべんとうに便利」ブランドとして発売したニッスイの自然解凍のお惣菜シリーズは、2008年春に「自然解凍でおいしい!」とブランド名を変え、現在もお客様にご愛顧いただいています。

その間に、カップをプラスチック製から紙製に変更したり、開発の内容はメニューだけではなく、パッケージなどの資材にも及んでいます。
今後は、さらに品質と技術の向上を図りながら、"自然解凍だからこそ、おいしい"商品を開発していく予定です。