機能性素材に関する研究

スケソウダラのタンパク質の筋肉増加効果について

かに風味かまぼこ(カニカマ)やちくわ、白身魚フライなどの原材料で使われているスケソウダラのタンパク質は研究結果によって、様々な有用性が明らかになってきています。

特に、最近注目が集まっている
かに風味かまぼこ(カニカマ)やちくわの原材料である
スケソウダラの筋肉増加効果についてご紹介をします。

スケソウダラのタンパク質は、卵と同等以上に良質

筋肉等の原料となるタンパク質の質(体内利用効率)をヒトで比較評価を実施。スケソウダラのタンパク質は、良質なタンパク質を持つと云われる卵と同等以上の質を有していた。

スケソウダラタンパク質に筋肉肥大効果があること発見

スケソウダラタンパク質には、新たな機能(第三次機能)として、筋肉を増加させる作用が発見された。さらに、筋肉のうち瞬発力を司る速筋が増加することが分かった。 (ラットの実験より)

スケソウダラのタンパク質を食べると筋肉が増加

年平均1-2%筋肉が減少する高齢者において、スケソウダラのタンパク質4.5gを3か月間食べ続けると19名中15名で筋肉の増加が示唆された。

対象:65歳以上 女性
試験食品:スケソウダラミンチ(1日30g/タンパク質量4.5g)
試験期間:3か月
測定項目:DXA法(除脂肪量:筋肉量の指標)

スケソウダラのタンパク質を4.5g摂取するには?

研究で使用したスケソウダラタンパク質4.5gを
スケソウダラを主原料とした食品で取るとしたら、
どれくらいの量を食べればいい?

ちくわ 1本(約33g)

半身(約30g)

フライ 1個(約60g)

かに風味かまぼこ(カニカマ) 1.6本(約50g)

ミンチ(約30g)

注)上記の目安量は、原料に使用する魚肉が、すべてスケソウダラである場合の目安量となります。