「おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森」(鳥取県・船上山)での森林保全活動を実施

2023年10月02日

 株式会社ニッスイ(代表取締役社長執行役員 浜田 晋吾、東京都港区)は、大山隠岐国立公園内の船上山(せんじょうざん)の森林に2018年に設けた「おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森」での森林保全活動を、9月23日に実施しました。この活動は、2018年10月30日に鳥取県および同県琴浦町と締結した森林保全・管理協定にもとづいて行われているものです。
 同県境港市は、ニッスイグループの弓ヶ浜水産株式会社がギンザケなどの養殖事業を、同じく共和水産株式会社が漁業を営む拠点としています。

 今年の活動は、同県内のニッスイグループ企業の弓ヶ浜水産・共和水産およびニッスイの役職員が参加しました。なお、当日は鳥取県緑化推進委員会主催「みどりの少年団交流集会」も開催され、交流集会のプログラム運営に協力しました。18名の小学生がニッスイ・弓ヶ浜水産・共和水産のレクチャーを受講、「おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森」での保全活動を共に行いました。同交流集会への協力は2021年に引き続き4回目です。大人数での活動となったため、予定のエリアを拡大して下草刈りを実施しました。

 ニッスイグループの「サステナビリティ行動宣言」では「環境負荷の低減および自然環境と生物多様性の保全に努める」ことを挙げており、「豊かな海を守り、持続可能な水産資源の利用と調達を推進する」ことをマテリアリティのひとつとしています。
 水源地の涵養保全活動は、海の恵みを享受するニッスイおよびニッスイグループにとって意義ある活動であり、「琴浦町環境基本計画」を策定してさまざまな活動を展開する同町や地域の関係各所と連携して活動を継続していきます。
 自然環境と生物多様性の保全の課題に向けて、森・川・海を一体として捉え、森林の保全が海の健全性につながるとの考え方に基づいて今後も活動していきます。

■開催概要
○主  催:株式会社ニッスイ
○実施日時:2023年9月23日(土)12時~15時
○会  場:「おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森」(鳥取県船上山)
○参加者・参加者数:弓ヶ浜水産および共和水産役職員、ニッスイ役職員、鳥取県および同県琴浦町などの関係者、みどりの少年団交流集会関係者、総勢77名(昨年は37名)
○実施内容:開会式では、主催者のニッスイより常務執行役員 サステナビリティ推進部担当の伊勢宗弘が挨拶、来賓として鳥取県中部森林組合代表理事組合長の小川克彦氏が挨拶しました。その後、2018~19年に植樹した区域の下草刈りを実施しました。

保全活動参加者

下草を刈る参加者


【対象区域の概要】
名 称:「おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森」
所在地:鳥取県東伯郡琴浦町大字山川字勝田川頭西平807-4
面 積: 5.85ヘクタール
船上山と船上山ダムの間に立地する、東京ドーム約1.2個分の広葉樹林です。
保全活動の開始の段階では一部の樹木に枯死が見られ、森林整備が必要な状態でしたが、現在は枯木の撤去が終わり、2018~19年に植樹した苗木の80%程度が順調に生育している状況です。

以上

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