2024年版ニッスイオリジナルカレンダーが第75回「全国カレンダー展」最高賞の金賞を受賞

2023年12月26日

 株式会社ニッスイ(代表取締役 社長執行役員 浜田 晋吾、東京都港区)が制作した2024年版ニッスイオリジナルカレンダー(特装版)が、第75回全国カレンダー展(主催:一般社団法人日本印刷産業連合会・産経新聞社、後援:経済産業省・文部科学省・独立行政法人国立印刷局、日本商工会議所ほか)において、応募作品439点のなかから、第1部門(BtoB向け企業カレンダー)の金賞のひとつである最高賞「経済産業大臣賞」に選出されました。
 ニッスイオリジナルカレンダーの同展入賞は、第54回(2003年、特別賞・企画/デザイン部門)・第74回(2023年、実行委員会奨励賞)に続く3回目です。

 受賞作は、昭和初期のニッスイの創業・拡大期に設置された、民間初の水産研究機関である「早鞆(はやとも)水産研究会」(のち「早鞆水産研究所」、「日産水産研究所」)の生物部が担当した漁場の調査や魚類の研究の一環として制作された「魚譜」を使用したカレンダーです。

 魚譜の制作は、研究の責任者であった熊田頭四郎氏(のちに同研究所長)らによって約20年間にわたって行われました。画家はトロール漁船に乗船して漁業の現場で魚の観察とスケッチを繰り返し、魚類のありのままの姿が千数百点におよぶ精緻で繊細な原色描画として残されています。

 このニッスイの歴史的財産ともいえる研究成果を使用して、1961年のニッスイ創業50周年記念事業として『日本水産魚譜』(檜山義夫・安田富士郎編著)を刊行、その50年後の2011年の創業100周年の機に新たに『日本水産魚譜』(上野輝彌・坂本一男編著・監修)を刊行しました。

 ニッスイは2022年度より長期ビジョン「Good Foods 2030」のもと「人にも地球にもやさしい食を世界にお届けするリーディングカンパニー」を目指し、健やかな生活とサステナブルな未来を実現する新しい"食"の創造にまい進しています。
 その根底には、創業の功労者である国司活助(くにし・こうすけ)氏が提唱しのちの2001年に「創業の理念」として位置づけた「水の水道におけるは、水産物の生産配給における理想である」を筆頭に、水産物のグローバル・サプライチェーンの形成や研究開発の重視など、創業期からの変わらぬ志が脈々と流れています。

以 上

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