第28回「海とさかな」自由研究・作品コンクール入賞者決定

2009年11月16日

小学生の皆さんを対象に、海とさかなと私たちの暮らしとの関わりをさまざまな角度から捉え、「体験を通じて学んでいただく」ことを目的とする、第28回「海とさかな」自由研究・作品コンクール(主催:朝日新聞社、朝日学生新聞社、後援:農林水産省、文部科学省、独立行政法人海洋研究開発機構、独立行政法人水産総合研究センター、協力:社団法人日本動物園水族館協会、財団法人海外子女教育振興財団、協賛:日本水産株式会社)の入賞作品が、11月14日(土)に有楽町国際フォーラムにて開かれた最終審査会において決定いたしましたのでお知らせいたします。

今回の応募作品数は26,057作品(前回実績:18,401作品)で、全国の小学校・団体・海外の日本人学校などから26,057名(男子13,423名、女子12,634名)が参加しました。応募学校・団体数は1,265校・団体(前回実績:872校・団体)、個人の応募作品数は711作品(前回実績:890作品)となりました。今回も財団法人海外子女教育振興財団の協力により、海外の日本人学校・補習校30校より382作品(前回実績:269作品)が寄せられました。また、第19回より引き続き全ての都道府県からご応募いただきました。

このコンクールが昭和57年(1982年)に第1回がスタートしてから28回を重ね、今回までの応募総数は514,451作品となりました。

この度16作品が入賞として各賞に選ばれました。また、優秀作品賞として101作品、学校・団体協力賞に50校が選出されました。また、今回より海外作品特別賞を優秀作品賞の中から1作品が選出されました。

表彰式は、12月12日(土)浜離宮朝日ホールにて行います。入賞者へは賞状並びに記念の楯が贈られ、副賞として5万円の図書カードと入賞者並びにご家族の皆様を東京ディズニーリゾートへご招待いたします。今回も、ご応募いただいた全ての方々に"海とさかな博士号認定証"と"参加賞(魚譜クリアファイル)"を差し上げます。

1. 第28回の応募作品の特色

今回は、工作の中に、研究の要素を持った作品が増えてきました。第27回受賞作品の影響もあり、立体図鑑・解剖模型・工作に解説文章が添付されている作品が増えております。
また、絵画の応募作品が7,201件も増加したことも今年の特徴と言えます。これは、今回より事務局にて絵画・観察図用のコンクール応募用の専用画用紙(A3)を作成し、希望する団体・個人に対してご提供いたしました。その結果、子ども達や指導にあたる先生方の本コンクール対する興味をさらに深め、応募作品の増加へと繋がりました。

2. 第28回の応募作品の特徴(応募作品総数:26,057作品 前回18,401作品)

応募ガイドにより子ども達に本コンクールの審査基準が広く行き渡ったのか、自分の体を使って、試して、汗をかいた作品が多く寄せられました。また、自分の考えをちゃんと述べ、きちんと調査・観察している作品が目立ちました。今回新設された創作部門(音楽)にも期待以上の優秀な作品が寄せられました。

3. 各部門の特徴

①研究部門《自由研究》(応募作品数:679作品 前回446作品)

応募形式も定着したのか、模造紙に書かれたような作品は少なく、きちんとまとまりのある作品が増えました。テーマ別特徴としては、チリモン(チリメンモンスター)の登場です。
チリメンの中に混ざる、シラス以外の生き物についての興味の表われです。今年は、このチリモンの標本や研究が多く見られました。その他、耳石(じせき)やタイ・鯨・サメなどに関する研究作品が多く寄せられました。

②研究部門《観察図》(応募作品数:274作品 前回178作品)

今回はタコ・イカ・エビ・マグロ等一般的に良く食べるさかなや、自分で釣ったべラなどの魚に関する作品が多く寄せられました。色彩や神秘的な姿のウミウシやクラゲについての作品も多く見られました。

4. 県別応募数から見た応募状況

今回も全国の都道府県より作品が寄せられました。前回実績との比較では、埼玉県(1.9倍)、神奈川県(1.4倍)、大阪府(1.5 倍)、兵庫県(3.4倍)、広島県(1.3倍)と大都市での応募数が増加しました。しかし、水産業と関わりの深い北海道、青森県、岩手県、秋田県、島根県、香川県、山口県、大分県よりの応募作品数は少なく、今後の募集活動の課題となります。自由研究の応募状況は、前回比で東京都(2.3倍)や大阪府(3.1倍)など大都市からの応募作品数が増加しました。また、海外からは観察図が(2.1倍)多く寄せられました。

5. その他

第28回の関心事は、今回新設いたしました「音楽」にあります。全体的には、楽しい海、魚がたくさんいる海、魚が跳ねる姿など、おおきなテーマで海やさかなをとらえ、ピアノ演奏をDVDに収録されたものが主な作品でした。内容面では、個々のさかなをとらえた作品、特にイワシやハマダンゴムシなどの楽曲に魅せられる作品が多くみられました。

小学生ながら、大人並の創作力・表現力を持った子どもがたくさんいる事に驚かされましたが、本コンクールは音楽コンクールではないため、体験学習という視点で作品が評価されました。また、世相を繁栄してか、アカペラで歌い、踊っている映像を収録したDVDなど、子どもらしさを感じさせる楽しい作品も印象的でした。

6. 各部門別入賞作品、優秀作品賞(海外作品特別賞)、学校・団体協力賞

≪「研究部門」入賞≫(8作品)

作品名 氏名 学年 所属名
農林水産大臣賞 明石ダコ大百科(自由研究) 山田真悠子 5 西宮市立甲陽園小学校
文部科学大臣賞 さかなのうろこのかずしらべ(自由研究) 阿部悠希 1 仙台市立柳生小学校
海洋研究開発機構理事長賞 アンコウのヒミツ(自由研究) 吉岡裕生 4 長岡京市立神足小学校
水産総合研究センター理事長賞 ぼくの大切なイソスジエビ(自由研究) 小林隼人 3 江戸川区立第七葛西小学校
朝日新聞社賞 メリベウミウシの生態(観察図) 前田風雅 5 常葉学園大学教育学部附属橘小学校
朝日学生新聞社賞 ヒライソガニの赤ちゃんが生まれたよ(観察図) 齋藤岳 2 国立大学法人大阪教育大学附属天王寺小学校
日本水産株式会社賞 ぼくたちだって泳いでた(自由研究) 橋本啓吾 5 日野市立潤徳小学校
審査員特別賞 よみがえる小魚たち(自由研究) 宮川玲奈 4 白百合学園小学校

≪「創作部門」入賞≫(8作品)

作品名 氏名 学年 所属名
農林水産大臣賞 魚図鑑 さわってギョ(工作) 三枝弘典 5 姫路市立網干西小学校
文部科学大臣賞 海のせん(絵本) 宇野敬人 2 朝日学園朝日塾小学校
海洋研究開発機構理事長賞 サンゴに卵をうむコブシメ(絵画) 平松伽那 6 アトリエ夢
水産総合研究センター理事長賞 大潮のアマモ場(工作) 永橋七海架 5 横浜市立金沢小学校
朝日新聞社賞 ウニの赤ちゃん(作文) 計良紀之 4 淑徳小学校
朝日学生新聞社賞 海の入口(絵本) 林真穂 6 名古屋市立猪高小学校
日本水産株式会社賞 おさかなのうた(音楽) 阿部百恵 3 宇都宮大学教育学部附属小学校
審査員特別賞 大きな魚が泳いできた(絵画) 大川卓真 3 下関市立角倉小学校

ほか、優秀作品賞101作品。

*優秀作品賞のうち、海外作品特別賞(新設)は下記の作品が選出されました。

「とてもきれいなレダン島の海」金井和樹 3年 クアラルンプール校
(研究部門・観察図)

≪学校・団体協力賞≫(50校)

団体名 都道府県
貝塚市立東小学校 大阪府
追手門学院小学校 大阪府
福山市立蔵王小学校 広島県
延岡市立南小学校 宮崎県
越谷市立鷺後小学校 埼玉県
郡山市立行健小学校 福島県
近畿大学附属小学校 大阪府
三浦市立初声小学校 神奈川県
熊谷市立熊谷西小学校 埼玉県
柏原市立旭ヶ丘小学校 大阪府
貝塚市立木島小学校 大阪府
北川辺町立西小学校 埼玉県
一宮市立丹陽西小学校 愛知県
吹田市立豊津第一小学校 大阪府
呉市立川尻小学校 広島県
静岡県袋井市立浅羽南小学校 静岡県
名張市立百合が丘小学校 三重県
国立大学法人大阪教育大学附属天王寺小学校 大阪府
横浜中華学院 神奈川県
富士河口湖町立船津小学校 山梨県
富田林市立小金台小学校 大阪府
牛久市立神谷小学校 茨城県
柏原市立玉手小学校 大阪府
新居浜市立金子小学校 愛媛県
いわき市立平第五小学校 福島県
草加市立草加小学校 埼玉県
大阪市立平尾小学校 大阪府
壱岐市立石田小学校 長崎県
堺市立浜寺石津小学校 大阪府
宝塚市立すみれガ丘小学校 兵庫県
岸和田市立東光小学校 大阪府
いすみ市立大原小学校 千葉県
鳴門市第一小学校 徳島県
泉佐野市立上之郷小学校 大阪府
さいたま市立栄和小学校 埼玉県
吾妻郡草津町立草津小学校 群馬県
大阪市立宝栄小学校 大阪府
京都市立百々小学校 京都府
福山市立川口小学校 広島県
東広島市立小谷小学校 広島県
土佐市立宇佐小学校 高知県
東海村立舟石川小学校 茨城県
国立学園小学校 東京都
徳島文理小学校 徳島県
大野城市立大野小学校 福岡県
三浦市立上宮田小学校 神奈川県
広島大学附属東雲小学校 広島県
香港日本人学校小学部香港校 日本国外
つくば市立葛城小学校 茨城県
柏崎市立剣野小学校 新潟県

上記、入賞作品(16作品)、優秀作品賞(101作品)並びに学校・団体協力賞(50校)につきましては「海とさかな」自由研究・作品コンクールのHP(http://www.umitosakana.com/新しいウィンドウで開きます。)へ掲載いたします。

≪最終審査員の先生方≫(14名)『敬称略』

審査委員長
西宮 嗣
(教育評論家)
坂本 和弘
(葛西臨海水族園副園長)
岸 ユキ
(女優)
神津 カンナ
(作家・エッセイスト)
秋本 治
(漫画家)
武井 篤
(農林水産省水産庁増殖推進部研究指導課長)
日置 光久
(文部科学省初等中等教育局視学官)
佐藤 孝子
(海洋研究開発機構 海洋・極限環境生物圏領域 海洋生物多様性研究プログラム技術研究副主幹)
生田 和正
(水産総合研究センターチーフ研究開発コーディネーター)
森田 和良
(筑波大学附属小学校教諭)
飛田 浩昭
(私立青山学院初等部長)
大牟田 透
(朝日新聞東京本社医療エディター兼科学エディター)
下高原 拓
(朝日学生新聞社広報部長)
日吉 栄一
(日本水産株式会社広報IR室長)

≪事務局審査員の先生方≫(6名)『敬称略』※事務局審査会10月31日(土)実施

さとう 有作
(漫画家)
田代 省三
(海洋研究開発機構横浜研究所海洋地球情報部広報課長)
関根 信太郎
(水産総合研究センター経営企画部広報室広報コーディネーター)
白石 收
(朝日学生新聞社広告部長)
清水 毅彦
(日本水産株式会社広報IR室広報IR課長)
奥山 進次
(「海とさかな」自由研究・作品コンクール事務局)

以上