お魚レシピ集 Fish Kitchen

サクッとできる!お魚×中華の激うまレシピ

江戸時代に日本に伝わったとされる中国料理は、日本人の口に合う中華料理として進化を遂げ、様々な食卓に笑顔の花を咲かせてきました。もともと魚介類との相性も抜群の中華料理。白味魚、いか、かき、えび、かに、たこなど、多種多様な魚介類が使われてきました。今回は、そんなおいしいコラボレーションの定番、お魚×中華のサクッとできる!おすすめメニューをご紹介します。

古くから日本人にとって身近な存在だった中華料理

中国料理が日本に伝わったのは江戸時代初期と言われています。当時外国との玄関口となっていた長崎県出島には、鎖国中も貿易を目的とした中国商人が数多く住んでいました。長崎には、そんな彼らに向けた料理店が多くあったのです。やがて、和洋中を取り交ぜた卓袱(しっぽく)料理が生まれます。

卓袱(しっぽく)料理とは、大皿に盛った料理を朱色の円卓に並べて、身分の上下に関わらずみんなで囲んで楽しむ宴会料理です。みなさん、この漢字読めますか「卓袱台」。これ、「ちゃぶだい」と読むのです。日本人になじみのある食卓で、食事をするルーツにもなったスタイルですよね。中華料理と日本人は、昔から深い関わりがあったのですね。そして、幕末になると日本を訪れる中国人が増え、日本の各地に中華街ができていきます。

こうして、日本の食文化に根を下ろしていく中華料理ですが、その間に日本人の口に合うようアレンジがなされ独自の料理を生み出していきました。日本でアレンジされた中華料理といえば、ラーメン、焼き餃子、エビチリ、天津飯などが代表例ではないでしょうか。日本人は、自分たちの好みに合うように料理をアレンジするのが上手だったのですね。中華料理と魚は古くから相性抜群の定番ですが、創意工夫で多様なレシピに七変化。さて、今回はどんなレシピが登場するのでしょうか。

魚介の中華料理をおいしく簡単につくるコツ

中華に魚介類というと本格中国料理のイメージもあり、難しいものと考える方も多いのではないでしょうか。そこで、ちょっとした調理のコツをお教えします。まずは、基本のキ。炒め物をする前に中華鍋を油ならしすること。中華鍋を強火にかけて充分熱したら、油を入れてていねいになじませてからいちど油を出します。

素材は油でさっと揚げる油通しをするのが一般的ですが、面倒な場合は熱湯でボイルする方法もあります。素材をさっと熱湯にくぐらせて湯通しすると、魚介類は臭みが取れ、野菜は食感もよく見た目も色あざやかになりますよ。

魚介と言っても大きな白身魚やかに、いか、えびなど、難しい素材にこだわる必要はありません。魚肉ソーセージやちくわ、かまぼこ、魚の缶詰、シーフードミックスも積極的に活用しましょう。素材を工夫するのもおいしい時短料理のコツです。では、この冬おすすめのレシピをご紹介しましょう!

この冬、絶対試したいおすすめメニューはこれ!

まずは、カラダがポカポカ、あったかメニューです。海からサラダフレークと白菜のクリーム煮はいかがでしょう。海からサラダフレークの旨味とごま油の香りが絶妙のハーモニーを奏で、旬の白菜もシャキッとおいしい。おさかなのソーセージと冬野菜の中華スープは、鶏がらベースのあっさり風味。カラダがポカポカ温まる絶品スープです。

寒い日はことさらおいしいピリ辛メニュー。さばと春雨のピリ辛炒めは、豆板醤風味の春雨とさばの水煮がベストマッチです。いわしの唐揚げピリ辛ザーサイソースは、カラッと揚げたいわしをねぎとザーサイのピリ辛ソースで包んだ逸品。みそに豆板醤を絡めて食欲をそそるピリ辛に仕上げたさばとピーマン・きのこの辛みそ炒めもおすすめです。

最後は、忙しい方でも安心の時短メニューです。具材を包んで蒸すだけでメインメニューの出来上がり!たいの中華包み蒸しです。さわらやたらでもおいしくできますよ。食感が楽しいサイドメニュー、おさかなのソーセージとしらたきの中華風サラダもサクっとできてすぐおいしい!ぜひ、お試しあれ。

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