PERSON

試行錯誤の先にある、
テクノロジーが救う世界。

情報システム部 IT戦略課
俵谷 Hyotani
職  掌: CS
職  種: 経営管理
仕事内容: AI・IoT技術の適用よる業務改善、効率化
入  社: 2019年

ロボットを
つくりたかった少年。

とあるアニメに登場する、二足歩行型のロボット。コックピットに乗り込む主人公が、宇宙を舞台に敵と闘う。マシンのカッコよさに憧れを抱いた私、少年の俵谷は、いつか自分の手で意のままに操縦できるロボットの製作を夢みていました。

しかし、大学で入部した「ロボット研究サークル」で現実を知ることに。競技コンテストに出場するマシンを自作していたのですが、そもそもロボットを二足歩行させるだけでも相当な技術力が必要だとわかり...。寝る間も惜しんでマシンづくりに没頭するのは楽しかったけれど、その先に拡がるハードウェアエンジニアの世界に、高い壁を感じるようになりました。

ときを同じくして、大学から一人暮らしを始めた私は、自炊にハマりました。日常のなかで調理家電を使用する機会が増えたこともあり、ロボットと同じぐらい、実生活に役立つ機械に興味が湧いてきたのです。サークル活動を通じて、ハードウェアに対する学びは深められた。今度はソフトウェアの面から、AIを使って調理をサポートする、そんなものづくりに携われたら面白いかも。こうして、大学院では情報工学を専攻し、調理支援に関する研究を深めていきました。

一人暮らしと大学院、食に囲まれる生活を送ったことから、食とITを軸に就職活動を行ったのは、自然な流れかもしれません。さまざまな企業を見て回るなかで出会ったのが、日本水産でした。興味深かったのは、入社後に私が携わることにもなった、養殖現場にAI技術を取り入れ始めたプロジェクトの話。水産・食品という2つの異なる「食」のカテゴリーに携わり、情報工学を活かした「ものづくり」にチャレンジできそうな環境に、魅力を感じたのでした。

会社の外に出て、
奮闘。

私が配属されたIT戦略課は、当時、新設されたばかりの部署でした。主なミッションは、魚の養殖場や食品工場における、AIやIoTを用いた業務支援です。

例えば、養殖魚の尾数カウントシステム導入についての取り組み。養殖魚の尾数確認は現場の手作業で行っており、労力が掛かるばかりか、誤差が生じる事もあります。この問題を解決するため、画像認識技術の活用により養殖魚を自動検出・自動計数するシステムの開発、導入に取り組んでいます。IT戦略課と当社の養殖部門、当社グループの養殖会社、そしてシステムパートナー会社様が協働して実施しており、多くの人と関わりながら仕事をする点にやりがいを感じます。検証の度に改良を重ね、現場での活用が近づいている実感と、それに対する現場職員の方々のご期待が何より私のモチベーションとなっています。

他にも、私が入社してからずっと携わってきた、食品工場へのAI活用があります。食品工場の製造ラインに画像認証のシステムを取り入れることで、生産効率を高めたり、職員の手間を減らしたり、より安全安心な製品をつくれたりと、様々なメリットを生み出せないか模索しています。

IT関連の仕事を想像すると、会社のデスクでPCと向き合っているイメージがあるかと思います。しかし、当部署の仕事はそれとは異なり、例えば、食品工場に自ら足を運んでAI技術を導入できそうなポイントを探したり、工場の方々に業務や現場での困りごとをヒアリングしたり、システムのプロトタイプを工場に設置して試験データを取得したり、現地・現場に足を運んで、ものづくりと向き合う仕事です。私も、使用する機材を片手に、頻繁に現場へ出向き、現場の方々と協力しながら進めています。

夢はハードとソフトに
精通すること。

手がけたシステムを工場や養殖場に導入した際、設計した通りの働きを見せてくれると、いつもホッと一安心。自分が開発したシステムによって、作業効率が向上したり、商品品質が高まったり、会社のためになると思うと、何物にも変えがたい喜びを感じます。反対に、想定した通りに稼働しないときには、現場で冷や汗を掻くことになるのですが...。それもまた経験だと思い、一つひとつの業務に取り組んでいます。

私たちIT戦略課のミッションは、ほとんどが当社で前例のない技術検証です。そのため、実際に現場で試行しては、課題を見つけて、改善を繰り返すという地道な作業が必要です。私自身、先輩たちが持っている知識量や技術力に、まだまだ及ばないと感じることばかり。それでも、積極的に業務を任せてくれる風土があるので、いままさに、学びを深めている真っ最中です。

人生、のちのち何が活きてくるかなんて、わかりません。大学時代に関わっていたロボットの開発も同じです。ロボットと真剣に向き合っていた日々が、私にハードウェアの基礎となる知見を与えてくれました。もちろん、仕事に活かせるほど完璧なものではありませんが、機械が動く仕組みがわかっていれば、ソフトウェアを組み込む際に役立つことはたくさんあります。これからの目標はまさに、ソフトとハード、どちらの領域にも精通すること。両方を理解できる人材になれたら、アイデアの幅も広がり、これまでにない支援策も手がけられると思っています。日本水産をITで救う。そんな、プロフェッショナルを目指して。

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