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PEOPLE社員紹介
中央研究所大分海洋研究センター
Chikazaki近﨑
完全養殖の確立後も進化を続ける
「黒瀬ぶり」が拓く新たな可能性
研究職
研究
基礎、応用研究
中央研究所大分海洋研究センター
Chikazaki近﨑
2024年新卒入社
入社を決めた理由
大学院では、淡水魚のアユの耐病性育種について研究していました。ニッスイは自社で育種や養殖を行っており、自分がやりたい育種の研究ができる会社だと思い入社を志望しました。就職活動の過程で知った完全養殖「黒瀬ぶり」は、完全養殖に必要な技術がすでに高いレベルに達しています。「ブリ養殖がここまで進んでいるのか」と驚きました。完全養殖のサイクルを作るのは技術的なハードルが高く、そのサイクルを確立できたのは、研究に力を入れているニッスイだからこそ。「黒瀬ぶり」は脂がのっているのに、一般的な養殖魚に多い脂臭さがなく、しつこく感じない。初めて食べたときに、本当においしいと感激しました。
これまでの
キャリア
海洋科学技術研究科海洋生命資源科学専攻博士前期課程修了後
2024年入社
- 入社後
- 2カ月間の新入社員研修を経て、中央研究所大分海洋研究センターに配属。
- 1年目-
-
研究職 研究 基礎、応用研究研究職として、主に「黒瀬ぶり」の育種を担当。
※所属およびインタビュー内容は取材当時のものです。
現状に満足せずに、あくなき探究心で
「黒瀬ぶり」の品質をさらなる高みへ
大分海洋研究センターで「黒瀬ぶり」を中心に、主にブリ類の品質の向上について研究しています。遺伝的に優れた個体の選抜・交配を行い、改良を行っています。入社1年目から育種の研究を完全に任され、2年目からは、同時並行で複数の研究テーマに挑戦中です。「黒瀬ぶり」は人工種苗による完全養殖の技術が確立されていますが、まだ改良できる部分はあるはずです。例えば、ブリのおいしさを作るのは、遺伝的な部分だけでなく、配合飼料の影響も大きいと言われています。さらにブリは親になるまで2~3年かかり、研究の成果として商品に落とし込まれるのは、現在の飼育魚の子ども、あるいは孫といった数世代先になるため、すぐに結果が見えないもどかしさがあります。しかし、生産性やおいしさといった価値を高めていくために、私自身がどこまで探究できるか。研究しがいのある「黒瀬ぶり」と向き合っていきたいです。
関わる人たちや環境がいいからこそ
やりたいことに挑戦できる
研究では、養殖場で魚がどのように育って行くのかを把握するため、養殖場の環境を忠実に再現して、正確なデータを取ることが求められます。養殖現場にもできるだけ足を運び、携わっている方たちから直接魚の状況についてお話を聞き、サンプリングなどもお願いしています。研究職としては、少し泥臭い部分があるかもしれませんが、ここには強いこだわりをもって取り組んでいます。「黒瀬ぶり」の養殖を手がけるグループ会社の黒瀬水産株式会社の方々も、研究には非常に協力的です。これまでの研究の成果で、品質や生産性が目に見えて良くなった実感があるからだと思います。そして何より、先輩の研究者と現場の方々との長年にわたる信頼関係のおかげで、私の研究にも協力してもらえることに、感謝しかありません。当社では、どうすれば品質の良い魚の生産量を増やせるか、生産者側に立った研究にも力を入れています。将来的には食品として、どこまでおいしくできるかという視点での育種にも挑戦してみたいと思っています。
とある一日のスケジュール
研究所勤務の場合
試験魚の管理
200~300尾(場合によっては500尾以上)試験魚の飼育管理
研究
センター内で研究テーマに沿った実験とデータ収集
データの管理
実験の合間にデータの解析などのデスクワーク作業
黒瀬水産養殖場への
出張の場合
飼育魚の
サンプリングなど
サンプリングや養殖魚の状況を確認
恵まれた研究環境に
多様な専門分野をもつ研究者が集まる
ニッスイで働く魅力
当社は常に研究に先行投資をしており、その積み重ねで研究から養殖までの生産サイクルが築かれています。養殖研究ひとつをとっても、これだけ設備や予算が整った環境をもつ会社はあまりないと思います。さらに、大分海洋研究センターは、ブリ養殖以外にもエビやサーモンといった魚種を研究するチームがあり、さまざまな分野の研究者が在籍する刺激的な環境です。専門性や研究分野は異なっても、ニッスイの商品を良くしたいという目的は同じです。日常的に異なる分野の研究者と話をして知見を得たり、共同研究などの提案もしています。
当社で研究職を目指すなら、養殖に関する専門知識は入社後にこの各分野のスペシャリストたちに学ぶことができます。それ以上に、自身の好奇心や知識欲を大切に、専門性をもち仕事をしていきたい方なら、きっと活躍できる職場だと思います。
私が描く 新しい“食”
水産業を活性化させる力がある「おいしい魚」
環境負荷や気候変動といった課題がある中で、養殖現場では環境変化に対応しながら、いかに安定的に生産し、より魚をおいしく育てられるかが重要です。そもそも、多くの人が「おいしい」と感じる魚には、どのような特長があるのか。今までにないおいしさ・品質・生産性のすべてを高いレベルで実現できれば、魚の魅力がさらに広がり、養殖事業の発展や雇用の拡大にもつながる。そんなふうに、水産業界全体を元気にできる未来を実現できたらうれしいですね。













